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<11月の佐渡島ですもぐりしてみた>
2001年11月15日〜18日
素潜りといえば僕達青森県人の感覚から言うと7月とか8月がもっとも快適に潜れる季節であると思う。9月になるとそろそろ寒くなってきて10月なんて言ったらドライスーツでも着込めば別だがウェットスーツでは条件がよくないと長時間は潜れない。ましてや11月なんて論外である。
青森の夏は短い。
しかし、青森から半日で行ける場所に11月でもダイビングできる場所があると言う。
それは佐渡島である。
僕たちが掴んだ情報によると暖流のお陰で11月でも水温は22℃もあり、海流のせいか魚の種類も豊富で80cmクラスの大物もいるなどすもぐりで魚をGETするにはかなり好条件の場所なのだと言う。
そんな話を聞いて僕たちが黙っていられるわけはなかった。
早速合宿を計画し精鋭ダイバーCOG氏、えいちろむ氏、N氏、そして僕が集まった。
<合宿1日目>
前夜。合宿のメンバーは4人だが、装備が多いため車2台で出発。
12時間程で新潟に付き、フェリーで佐渡島に向かう。
が、フェリー料金が高いのでCOG車を乗り捨て、なんと僕のおんぼろトゥディ1台で行くことになり、前代未聞の窮屈さに・・・。
かもめがお出迎え。フェリーは快適だが
後部座席は悲惨なことに
荷物が車内では収まりきらずルーフにザックを2つ括り付けるという事態になった。
それでもなんとか走ってこの日は松ヶ崎ヒストリーパークという所でキャンプをした。
この日、雨に混じって雪が降った。風が強く気温はかなり低い。
・・・明日、本当にもぐれるのか!?。
<合宿2日目>
当初の目的地は素潜りにはイマイチな感じで、朝から他の素潜りポイントを探して走り回る。寒いし天気も悪いためか皆のテンションは下がりっぱなし。いろいろ彷徨ったが姫崎キャンプ場という所に落ち着いた。
キャンプ場にはいい感じの小屋があり、オフシーズンの為か僕等の他には誰も居ない。貸切りだ。
昼過ぎになり気温が上がってきたので皆潜ることにした。
それでも寒いには寒いのだが、なんたって水温が22℃ですから、水の中はきっとそうでもないに違いない。
・・・という思惑は見事はずれ、水に漬かった瞬間から体の熱という熱があっという間に流れ出ていってしまうのでした。
結論:22℃は何かの間違い。寒い!
僕はあっという間にリタイヤしてしまった。15分も潜ってなかった気がする。
他の3人も寒さにやられていた。
僕がGETした獲物はゼロ、COG氏とえいちろむ氏が3匹突いてきたようだ。
魚はすぐえいちろむ氏が捌いて刺身にし、その大半がN氏の胃袋に消えた。
これから潜るのか・・・、寒ぃーよー
刺身にした魚
その後、設置していたワナを回収すると小さな魚が2匹引っかかっていた。キュウセンという名前でえいちろむ氏は生臭いから嫌だと言っていたが、僕は問答無用で鍋に投入。
その後僕は釣りに挑戦しなぜかタコを釣り上げた。
これもまた、刺身にしたり、煮たり、揚げたりした。
哀れタコがこのあと
煮たり
タコと言えば忘れてはいけない、タコ墨である。
そして、墨といったら何か、もちろん書道である。
というわけで
タラちゃんに特に意味はありません。
それにしてもタコは不味かった。
<合宿3日目>
最終日。今日の素潜りポイントは佐渡島最北端の二ツ亀というところ。
海岸沿いに島があるのだがかろうじて陸続きになっており、歩いて渡れるのだ。景色はかなりいい。
で、早速潜ってみた。
やはり寒い。
気温はともかくこの水温の低さは致命的だ。
しかしながら、この場所は魚も多く60センチぐらいのコブダイも見かけるなど、ポイントとしては申し分ない。結局寒さで皆すぐ海から上がってくることになったのだが、それではせっかく来たのに勿体無いと、僕とえいちろむ氏の二人だけ再度フル装備で潜ることにした。今度はえいちろむ氏はウェットスーツ2枚重ね着、僕はウェットスーツにCOG氏からフードを借りての挑戦だ。これが効を奏したのかえいちろむ氏は36センチのアイナメを捕らえることに成功した。80センチの大物には遠く及ばないが36センチもあれば結構食い応えがある。一方僕はまたしても獲物を捕らえることができなかったが、フードをかぶるだけで保温力がかなり向上し、それなりに長い間潜ることができた。
好評のフードをかぶる。まるで小悪魔?
えいちろむ氏がアイナメを捕らえて喜んでいた頃、別の場所では大変なことが起きていた。
僕たちが獲物を持って海から上がり、荷物を置いていた場所に戻ると、な、なんと
昼飯のラーメンが鳶に食われて無くなっていた!
僕らの昼メシはアイナメとラーメンスープになりました。
アイナメゲットで喜んだのも束の間
ショックのあまり砂に引きこもる(嘘)
PS:この日の晩、帰る途中で流れ星を20回以上見ました。なんとか流星群。なんだったっけ?ともかく凄かったよ。
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