中国北方旅行記

<吉林の霧氷>(更新日2006.4.10)
吉林の霧氷といえば中国四大奇観の一つとして挙げられる程有名らしいが、僕は中国に来るまでそんなことはまるで知らなかったわけで
ハルピンに行った帰りについでということであまり期待しないで寄ってみた。

で、霧氷というのは何かというと木や何かに水蒸気が凍りついてくっついた物だ。
真っ白に凍った木が太陽にきらきら反射してこれがまた綺麗なのだ。
日本でも高い山に登れば稀に見ることができるが、吉林ではそれが平地でしかも大規模に見られるというわけだ。


こんな感じに。


なんでこんなものができるかというと、比較的温度の高い松花江から水蒸気がバンバン出てるおかげだ。
なぜだか知らないが松花江の上流にある松花湖はめちゃくちゃ寒い冬でも凍らないらしい。 それで流れてくる水も比較的温度が高く、そこから出る水蒸気が風に運ばれ冷やされ風下の木にどんどんくっついていくということらしい。


これが松花江

で、それを見に観光客がいっぱい訪れる。この日の気温はマイナス15℃。しかし、松花江に近づくと湿度と同時に気温もマイナス9℃まで上がった。
日本にいると信じられないがこの時はちょっと暖かく感じた。
橋の上から眺める景色が絶景。水上を漂う霧が渦を巻いて流れていくのがよく分かる。
そしてその先には真っ白になった街路樹が延々と並んでいる。







吉林にはちょっとしか滞在しなかったが、期待しなかった割りに満足できた。
川沿いには観光客がたくさん散歩していて賑やかで見ているだけで心が和むし、 川の土手には滑り台が作られていたので、現地の子供と一緒に滑り台で遊んだりした。




おまけ。ずっこけ吉林バスターミナル


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