カルカッタ編

インドからタイへ
 1月13日(月)37日目 インド最終日。
今日もまたボランティアに行くヘギョンに別れを告げ僕は空港に向かう準備をした。
僕と同じドミトリーに同居していた寡黙な青年。
彼もカーリーガートでボランティアをしていたが最後には挨拶してくれた。
あまり会話もしなかったのに、最後は仲間として認めて貰った気がした。
握手をした時、とてもいい顔だった。

 空港までは電車とオートリクシャー。
全くいつものようにリクシャーとトラブったが、空港職員が追い払ってくれ、しっかり時間には間に合った。
 空港には、昨日ヘギョンが同じ日にインドを発つからと紹介してくれた韓国人の女の子が待っていた。
名前をキム・キョンヒと言った。
彼女はなかなかアグレッシブな性格で、 すごく行動力があるし、表情がコロコロ変わって見ていて退屈しない魅力的な女性だ。
ストップオーバー(*20)で滞在するバンコクでは空港から市内への移動やホテル探しも手伝ってくれた。
僕は一人でも全く問題なかったが、おせっかいを焼くのが好きらしい。
あるいは僕が相当頼りなさげに見えたのかも知れない。
結局バンコクでの3日間は彼女と共に行動する事になる。

(*20)ストップオーバー:ストップオーバーとは、国際線の往路または復路の途中で意図的に24時間以上滞在すること。僕の場合は中継地点のタイで一万円追加でストップオーバーが出来た。


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