ジャイプル編

ブライアン?
 翌日の朝、ブライアンがなかなか起きないので起こしに部屋に行った。
部屋の扉を叩いて名前を呼んだのだが反応がなく
「起きねーなー」
とつぶやき今度はもっと強く叩いてみた。

「おーい!ブライアーン、ドン!ドン!ドン!」

しばらくしてドアが開いた。

中は真っ暗である。

そして目の前に現れたのはズボンを半分だけ穿いたブライアン・・・
ではなく、眠そうな顔の知らない男。


やべっ、部屋間違えた。

結構顔が怒っていたので平謝りしてその場を後にした。
はあ、びっくり。
一方正しいほうの部屋ではブライアンが眠そうな顔で現れた。
「昨日までとてもうるさい所に泊まっていたから、ここは静かでとてもよく眠れた。」
確かに、インドの安ホテルはうるさい、泊まっている人々も従業員も夜でも昼でも全く容赦なく大声を出す。
デリーのホテルスターパレスも12時過ぎというのに子供たちがバタバタと走り回っており閉口したっけ。
それに比べここは静かでとても快適である。


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