ジャイプル編

ジャイプルの感想
 ジャイプルの雰囲気は今までと違って乾燥した地域にいることを感じさせた。景色が乾いており、駱駝が荷物を乗せて走っているイメージがある。

人はやはり他の観光地と同様観光地ずれしている感じがした。

 初日にバイクに乗った若者数人が話しかけてきた時である。
しつこいので無視していたら彼らは不満に思ったようで

「僕らは外国人と友達になりたいし、一生懸命話しかけて英語や日本語を勉強したいのにいつも冷たい反応しかしてくれない」
とブライアンに訴えたらしい。

まあ、その気持ちは分かるけどさ。
でもこっちの都合も考えて欲しいもんだ。
僕ら英語が苦手な日本人は特にインド人にカモにされている。
それなのに簡単に人を信できるだろうか?
今さっき知り合ったばかりなのにいきなり「友達」とか言ってさ、怪しいと思うよね普通。
君達だってほんとのところはビタイチ信用しちゃいない。
それに四六時中話しかけられるからいちいち対応していたらキリがないのだ。こっちだって忙しいし、いい加減にしてくれと言いたくもなるさ。
そもそもインド人はキャラが強すぎるんだよ!
うざいんだよ!
 ということで僕はこのころインド人不信が頂点に達していた。
初めはインド人に対して驚くことばかりで好奇心が勝っていたのだが、ここ最近はインド人の濃いキャラと顔にうんざりしていた。
しかも近付いてくるインド人のほとんどは金目当て。
中にはいい人もいるかもしれないがもう分からない。
僕の心はインド人に対して固く閉ざされてしまっていた。


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