国境編

国境の町:スノウリ
 国境の町はそれなりに賑わっていた。
僕たちの車が止まると、待っていましたとばかり物売りや客引きが寄ってきた。
さあ、早速イミグレーションで出入国手続きをしなくてはならない。
僕はネパールのビザを発行するときに写真が必要だと聞いたので写真を撮ってもらえる場所を探した。
写真が撮れるという場所は運転手の知り合いがすぐ案内してくれた。
そこに行くと彼らはパスポートをコピーし手渡してくれた。
写真である必要はないらしい。
同じ場所で三原さんは両替していた。
僕はやたら両替したがる彼らが怪しくて両替はポカラについてからやろうと思っていたが、案の定彼らは計算をごまかそうとしたらしく三原さんもうんざりの表情だ。
しかし三原さんはお土産に買ったコブラ使い用の笛のおかげで大人気だった。
僕も吹かせてもらった。

その後の出入国手続きは意外と簡単でビザも手早く発行してくれた。
係員に「ネパールへようこそ。」と言われようやく国境を越えたんだなと実感したのだった。
国境には分かりやすく門が建っていたが、現地の人は自由に行き来していてそこに「境界」があるという感じはなかった。
ホテルは始めてのドミトリーで僕たちの部屋は他に韓国人3人組と三原さんだった。
そういえば韓国人とトランプした気がする。
なかなか共通のトランプゲームがわからなくて仕方がないから神経衰弱をやったんだっけか。
両者ともなれない英語での会話なのでコミュニケーションをとるのが大変だった。
一人はCDプレイヤーを小型のスピーカーにつなげて音楽を流していた。
どこかで聴いたことある曲だと思ったらなんとBOAだった。



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