ポカラ編

朝のヒマラヤ
 早朝僕らはナラエンに起こされて日の出前のアンナプルナを見に行った。
やはりめちゃ寒い。氷点下かもしれない。
しかし景色はエクセレントだった。
雲ひとつない空。
目の前にはものすごい角度で聳え立っている山々。
今までの経験からすればこれはありえない景色だった。
まるで山が浮かんでいるように見える。
神々しい。これを見たら登ってみたいと思うのも無理ないだろう。
アンナプルナ・ダウラギリ・マチャプチュレ・・・。
ここからはまだ朝日は見えないが山は朝日に照らされ赤く染まっていた。
山の下から風が吹き上がり、雪が天高く舞う様子がよく見えた。
なにもかもが素晴らしかった。

尖がってるのがマチャプチュレ。もっといいカメラならば・・・。

 僕たちは宿を出発して今度は別のルートで降り始めた。
今日の目的地はサランコット。
歩きながら昨日ナラエンが日本人か韓国人の彼女が欲しいと言っていたのを思い出した。
日本人とか韓国人は色白で美人が多いからという話だ。
それから日本に旅行に行きたいとも。
やはり日本は憧れの地なのだろう。
毎年たくさんの登山者やツーリストが日本からやってくる。
彼らの話を聞いて日本に行きたいと思うネパール人は多いはず。
しかし彼らの給料では日本へ旅行しに行くのは大変だと思う。
だから、手っ取り早いのは日本の女性とくっついて日本に行くことだ。
ネパール男に日本の女性がやたらとモテるのはそのせいなのか。
ナラエンの本心が気になった。

道中で。こんなかわいい生き物見たことない。


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