ミャンマー旅行記

<はじめに>
初めての海外旅行はインドだった。

そこでは毎日が驚くことばかりで、あまりの刺激の強さにげんなりしたこともあった。
それでも僕のそんな事情とは無関係に人々はエネルギッシュに動き回り、僕の目の前に迫り来る。
油断するとすぐに飲み込まれてしまそうな。

旅も後半になると僕はいつしかそんなインドやインド人が好きになっていた。
人生観も変わったのかもしれない。
将来に対して鬱屈した思いを抱いていた僕は、この旅行で目の前にいくつもの道が開けた気がした。
いや、「気がした」ではない。確信を持って言える。

道は開いた。

インドに行ったらすべてが
「どうってことないよ」
と思えるようになった。


そして僕は同時に海外旅行の素晴らしさを知った。
世界にはまだ僕が知らないことがたくさんあるのだと、インドに行ってまざまざと見せ付けられた。

だから
次はどこにいこうか?
一度目はアクの強いインドだったから、次はその逆にしよう。

僕が選んだのはミャンマーだった。
「100%オープンマインドでいられる国」
そんな国だと聞いていたからだった。
主要産業が農業の貧しい国だけれども人々はとても親切で温厚らしい。
日本という、経済的には豊かだけどうすら寒い社会に疑問を持っていたから、
僕はそんなミャンマーを見てみたいと思った。



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